プロコン本戦参加前

はじめに

 私たち、マンゴーごはんは#procon30にGooTravelという、オフライン環境下でのインバウンド客のサポートをするスマートフォンアプリで自由部門にて参加しました。

4月前

 チームが決まりました。
 自分がチーム決め前の面談時に出したリーダーはやりたくないという希望を考慮していただき、リーダーではなかったです。
 メンバーは
- ウエハラ(2年)
- りんぱんまん (5年)
- 漆黒のキャサリン(3年)
- mito(5年)
- たぴおか(1年)(後に合流)

でした。
 1年生のたぴおかは入学後に加入することになります。
 この頃は、去年予選落ちしたmitoとりんぱんまんがいるけど大丈夫かな〜、でもウエハラは結構喋るしキャサリンも去年結構喋るチームにいたしなんとかなるかな〜くらいに考えていたと思います。
 ちなみに、チームリーダーはウエハラでした。
 2年生でチームリーダーの経験がない状態で、学年もバラバラなチームのリーダーをうまく勤めてくれました。:crap:
 さすが委員長

 ちなみに、チーム名のマンゴーごはんに関してなんですが、これはキャサリンが好きと言っていたタイの料理らしいです。
 調べたところ、味付けしたもち米にマンゴーをそのまま乗っけて提供する屋台とかで出るような食べ物らしいです。
 一度、メンバーみんなで食べてみたいんですが、日本で食べれる場所ってあるのかな???(作るしかない??)

始まったアイディア出し

 出ないですね...
 いろいろなアイディア出し方法を試してみたんですが、プロコン向けなアイディアは全然なかったです。
 その中でもいまだにずっと印象に残っているアイディアがあって、アイディア出しの序盤くらいで出た、「粘着テープのようなものでサッカーボールを作って、それを子供に遊んでもらってゴミ回収をする」というものです。
 このアイディア、IT要素もなく粘着テープなボールをどうやって蹴るんだ...って感じですよね、楽しそうだけど。

沈黙のアイディア出し

 これは他の人の記事にも書かれるであろうことなんですが、本当にアイディア出し中喋る人があまりいなくて、mitoが無理やり喋ろう・しゃべらなきゃって考えていました。(結局あまりしゃべれていない)
 正直、mitoは自分が積極的に喋るというより喋っている人たちの話を整理することの方が性に合っていると思っているので大変でした。(去年含む)
 そこから出ないまま時が流れ、企画書提出締め切り約1週間前くらいになっていたと思います。
 時間もないということで、去年一昨年あったアイディアを新しく練り直し企画書も修正していきました。

企画書作成

 時間がありません!
 仕事を結構分担して作業していたのですが、それぞれの進捗は良くなく本当に終わるんか...?って感じでした。
 今見てみると、提出期限2日前の水曜日時点で、企画書全体の構成が確定していない・システム名決まってない・ロゴ完成していない・背景とニーズやばい・もう確定して色変更するだけな状態が開発計画とアルゴリズムの2枚(12枚中)・システム構成の矢印やばい・etc...
 今だから言えることで、この時期に自分のタスクにそこまで余裕があったわけではないのですが、mitoが全部やってしまわないといけない・終わらないのではと一人で考えて悶々としていました。
 結果的にはmitoがほとんど書いてしまうということもなく完成しました。
 結局今年度も自分たちのチームが一番遅くまで作業していて20時くらいに学校から帰り、最終版を提出したのは23時とかだったと思います。
 でも19時くらいには一通り終わって、チームメンバー全員で通しで流れを見た記憶があるので、去年よりはマシだったかなと思います。(正直、去年がどんな感じだったか覚えていない)

結果発表

予想

 正直、通るやろ!笑くらいの気持ちでした。
 はい、去年もそう思っていた節はあるのであてにならないうえに若干嘘ですね。
 確かに通るんじゃないかと思ってはいたけど、それ以上に落ちるとも思っていました。
 それは自分たちのチームだけでなく、うみまもると競技以外は落ちるとまで思っていました。
 GooTravelとunihomeはそれぞれ部門が違う感じが提出前からしていたので、それで落とされるのではないかと思ってました。(これは結果が出た後にるいことも話した記憶)

予選結果

 受かるとも落ちるとも思っていたので、結果発表の時はソワソワしてて結果を見て、自由部門に沖縄の文字が見えてめっちゃ嬉しかったし、課題部門見ても2チームとも通っててさらに嬉しかったです。
 それから少し経ってPCKの結果を見て、全チーム通過が決定しそれも嬉しかったです。

開発期間

mitoの考え

 企画書を書いている時点、なんならアイディア出しの時点でmitoは、「今年の開発はガチガチに設計など組んでガチ開発をしてやろう」と考えていました、そう考えていたんです。
 なので、他のメンバーには実際に開発をしてもらおうとしていた機能に似た機能を持つアプリの勉強を兼ねて開発をお願いしておき、自分はその間にどう設計を組んだら良いかどういう開発方針がいいかをいろいろ考え、GitHubのREADMEにひたすら書いていました。
 設計や開発方針を色々と考えていたのは、チームメンバーがAndroidに限らずチーム開発をあまりしたことがなかったため、つまづいてしまわないようにとmitoが開発しやすいようにという目的がありました。(最後は自己中)
 この時に、前にインターンシップでお世話になったメンターさん(ぎあもとさん)やぱらぱら、nemu_souなどにどういう風に開発を進めていけば良いか相談に乗っていただいていました。ありがとうございました。

開発はじめ

 開発では一番最初に、ConstraintLayoutというレイアウトの組み方を教え実際に体験してもらい、使えるぐらいにはマスターしてもらえたはずです。その後、Android開発の仕方(主に、ライフサイクルやリソースファイルに関して)を教えて、あとは各々に開発のヒントを出して調べながらやってもらうという方法で進めました。このときに、その開発期限を明確にしなかったのが問題の始まりではなかっただろうかと考えてます。
 開発期限を明確にしなかったのには一応理由があって、自分以外がAndroidアプリ開発ほぼほぼ初めてでどれくらいでその機能を調べながらできるかの予想ができず、自分の頃を思い出そうにも自分の場合は学業など他のことを気にせず集中してやっていたし3年以上前のことであまり覚えてなく参考にならなかったです。
 なので、時々進捗を聞いてどれくらいの期間で終われそうか各々決めていこうとしました。

進まない進捗

 そして、進捗を聞くと、
「まだ調べきれていないです」→「お、頑張れ〜」
「調べはしたんですがわからなくて」→「どこがわからない?」
「他が忙しくてあまり進捗生やせていないです...」→「プロコンだけが全てじゃないしな、頑張れ〜」
「一応書いたんですけど、なんかうまく動かなくて」→「コードをGitHubにあげて、見るから」→「あげます(あげるとは言っていない)」→「あげた?」→「あげていないです、あげます(あげるとは言っていない)」
みたいな感じで、想像以上に進んでいなかったです。何が悪いんでしょうかね(mitoが甘い)

嬉しい誤算

 その中でも、一番嬉しい誤算だったのがたぴおかです。
 彼女は一年生ということもあったので、mitoも周りもとりあえず開発やプロコンの雰囲気とかに慣れてもらおう、本人がやってみたいということ(プロコンに関すること)を優先的に挑戦してもらおうくらいの気持ちで考えていました。
 それで、本人に聞くと「コードが書きたい」ということだったので、最初に一番簡単な機能のタスクを与えました。
 すると、なんということでしょう。
 たぴおか「完成しました、プルリク投げました」
 mito「一番最初にプルリク投げてきて、それも完成して修正するとこもそんなないやんけ、ウケる」
 こんな感じでした。(多少の誇張や捏造はあります)
 そう、一番最初にプルリクを送ってきて、一番最初にタスクを終えたのです。(mitoを除く)
 この時は本当にびっくりして、素直にすごいと思いました。
 その後、まだコードを書きたいと言っていたので、少しずつ難易度を上げながらタスクを振っていったのですが、それらをことごとく、「完成しました、プルリク投げました」っていうので、超優秀だと思いました。
 そして、最終的にはりんぱんまんに振っていたタスクに近いレベルのタスクを投げても終わらせてきたので本当に驚き。
 mitoの50を超えるコードレビューに対しても折れることなく全て修正してきました。(優秀)
 このころあたりから、同級生とかと「1年生ってプロコンでこんなにコード書いたりタスクこなしたりだったけ?」という話を何回もした記憶があります。
 ここではたぴおかの話しかしてませんが他のチームの1年生である、きしりん・2tf・らずも優秀だと思ってます。
 たぴおかには開発以外でもアプリアイコン作成をやってもらいました、良いアイコンになったと思います。(若干横にずれてるけど)

他チームの方が聞きに来る状態

 夏休み後半や終わったあたりから、チームりんごのベーコンのるいこやきしりんからAndroidアプリ開発に関しての質問が飛んできて、自分のチームメンバーよりも多く質問され答えた覚えがあります。
 この時に、がっつりと質問に関する開発を教えながらうまく進めることができなかったのですが、そのツケが後々来ることになります...

結果

 Androidアプリ開発をmitoはずっとやっていたので、今回のプロコンの開発は例年よりスムーズに進んでいって、プロコン出発前にはデモで見せるような機能はほとんど出来上がっている状態でした。
 実際、本戦でのデモの前もデモ用のデータを追加したり少し修正したりくらいで済みました。
 ただ、本来であればそうでないといけないだろうし、mito的にももっと早めに一通り終わらせる予定だったのでそこは残念でした。

提出書類作成(操作マニュアルや動画、パンフレット原稿)

 基本的に、ウエハラにお願いしてそれっきりでした。
 例年通りみたいな結果になってしまって、申し訳なかったです。
 ベースをウエハラに書いてもらって、それをmitoやM教授が添削して〜っていう感じを繰り返していました。

チーム紹介動画

 チーム紹介動画に関しては、短い動画をいくつか撮ってそれをisatakuに投げて編集してもらいました。
 istakuには、この紹介動画以外にもプレゼン中に使う動画も作ってもらいました。
 編集がめっちゃ上手くて助かりました、ありがとうございます。
 この動画ではmitoとりんぱんまんがリフティングしてウエハラとたぴおかが話をした後に、mitoがチームメンバーに設計の話をしているところがあります。

プロコン行くまでの総括

 楽しかったです。大変だったけど

動かないSlackのチャンネル

 チーム結成からプロコンに行くまでの期間中、チームのSlackチャンネルでの発言がとても少なく、喋っているのはmitoかウエハラだけという状況がずっと続いていました。
 最初の方はまだ打ち解けていなかったのもあったと思うんですがあまり話し合い等は活発的ではなく、集まりもほとんどないような状態でしたがプロコンが近くなるにつれて自然とSlackでコメントする人も増えていって雰囲気も良くなってきていたと思います。(アイスブレイク大事ですね!)
 チーム開発やコミュニケーションなどで多くの問題点や課題が発生していました、それらに関しては都度、他のメンバーにもどうなっているかどうした方が良かったかというのを話していっているので、来年以降に活かされることを願っています。

やったこと

 今回のプロコン本戦に行くまでの期間で、mitoはメンバーに対してひたすらこれやった?これ今から考えなくていいの?という役割と進捗管理をずっとしていました。
 思っていたより、みんなやるべきこととか見えてなくて忘れてたり楽観視してたりしていました、それをmitoが問い詰めるみたいな形になっていたので、特にリーダーはリーダーとしての役割ができていないと結構落ち込んでしまっていたのですが、今年の経験を覚えて次に活かしてくれれば良いと思います。

最後に

 お気づきの方しかいないと思うのですが、この記事ではまだプロコンに行っていません!(表現が合っているのか微妙)
 なので続きの記事が存在します。それも2つ
 残りの記事は
- 高専プロコン移動部門
- 高専プロコン当日
 の話です、今から書くのでしばらくかかります。 (申し訳ないです。)
 お楽しみに!